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プレイタイムのXXXXXのレビュー・感想・評価

プレイタイム(1967年製作の映画)
3.8
ジャック・タチの超大作!
パリで転職活動に勤しむユロ氏。巨大なタチヴィルでのハチャメチャ大騒動!

ジャック・タチが、全財産を投げ打ち制作した作品で、なんでも制作に10年を要し、巨費を投じた今作の興収が惨敗してしまい、ジャック・タチが破産してしまったそうです。彼曰く今作が事実上の遺作であると語っているとか...。

ユロ氏はいつも通り殆どセリフを発せず、パントマイムだけで笑わすと言う、サイレント映画を愛するジャック・タチの強い意志を感じる作品。

まるでチャップリンの「モダン・タイムス」をジャック・タチ風に大胆にリメイクしたかの様な作品。ホテルのレストランでの大騒動なんて、まさに「モダン・タイムス」そのもの!!ジャック・タチの深いチャップリン愛を感じる。
巨費を投じた壮大な建築と豪華絢爛な美術、衣装などの様式美も見どころの一つ。

今作ストーリーがほぼ無く、2時間超えの長尺で若干長さは感じたものの、とてもお上品な「ドリフの大爆笑」を思わせる雰囲気で、パリのおかしな人たちの日常スケッチと言うべき作品でしょうか。
ウェス・アンダーソンは、間違いなく今作から影響を受けてると思います!(外れてたらごめんなさい←

あまり深読みする作品では無いので、ジャック・タチ美術館に潜入した気分で見るのが吉です。

【雑談】大学生の頃、稼げるバイトという事で、結婚式場の配膳(ウェイター)のバイトを少しの期間やっていました。何分ドジっ子の自分だったので、シャンパンの蓋を盛大に天井にブチ当てたり、お客様の着物にシャンパンを溢したりと、ギャグマンガみたいな青春の1ページがありましたとさ!笑
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