catman

ボディ・スナッチャー/恐怖の街のcatmanのレビュー・感想・評価

5.0
1956年公開。何度かリメイクされているSF映画の古典。無数にある乗っ取られ系SFスリラーの原点。ドン・シーゲルの初期監督作ながら、やっぱりこれもOP導入パートの手際の良さが鮮やかでいきなり嬉しくなっちゃう。序盤で主人公が微かに感じる違和感から始まり、実態が段々と明らかになるに連れて物語がどんどんドライブして終盤でトップギアに入る息をもつかせない見事な展開。めちゃめちゃ面白い。この手のエイリアン侵略モノは今でこそありふれた設定ではあるものの、当時の観客は相当ビビったのでは。と言うか現在の我が国がいつの間にか壺教団に乗っ取られているんだから洒落にならないっつーの。無駄のないスリリングな80分。
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