たつ

ボディ・スナッチャー/恐怖の街のたつのレビュー・感想・評価

4.3
傑作。蝋人形のような人間と同じ顔をした、愛の知らない生命体がやってきた。彼らの侵略に気づいた男が恐怖に慄く。

近くに忍び寄る共産主義の恐怖を描きつつ、共産主義を弾圧する反赤狩り的にも見える。相反する矛盾するテーマをひとつの表象に落とすのは見事。

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』または『ゼイリブ』をやはり想起する。

どちらかと言うとSFということで『遊星からの物体X』だと思うけれど、疑心暗鬼的な観点の恐怖と言うよりは未知の集団への恐怖
たつ

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