香港映画が産んだ、伝説的武侠映画第三弾！
金庸の小説を原作にしていますが、今作はスピンオフ的立ち位置。ツイ・ハーク製作、チン・シュウタン監督。
前作はジェット・リーが主演しており、両性具有の魔人「東方不敗」との戦いと悲恋を描いてましたが、今作は昔の「東方不敗」の恋人と、朝廷の軍人との三角関係を描いてます。
第二弾のすざましいパワーは、消え失せてしまい、とても微妙な続編になりました。
男装の麗人こと、『恋する惑星』のブリジット・リンと『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』で、一世を風靡したジョイ・ウォンが、レズビアンの恋人関係というすざましい展開です。
朝廷の軍人はジャッキー・チェンの『NEW POLICE STORY 香港国際警察』や『ベスト・キッド』でジャッキー・チェンと敵対する役を演じた、ユー・ロングァンが演じています。
でも、やっぱりジェット・リーが、降板したのはかなり痛いなぁ...。
なんと二人の女性同士の艶かしいラブシーンがあったり、なかなかすごい展開！徳川家と朝廷、スペイン無敵艦隊ともはや世界大戦状態になり、もうワケが分からん作品です。笑
マット・デイモンの『グレート・ウォール』も今作参考にしたんだと思う。
「東方不敗」はガンダムの元ネタです。
東方不敗は、素手で砲丸を受け止めたり、日本の木造船が何故か潜水艦へと変身したりと、荒唐無稽もいいところ！
前作は、中華圏で大ヒットしまして、日本でもレンタルビデオで、かなり話題になったんですが、今作は大コケとなってしまい、シリーズも打ち止め！という悲しい結果に終わりました。今作あまり面白くなくて、25年ぶりくらいに鑑賞しましたが、当時の香港映画の得体の知れぬパワーは、ガチで本当に凄かった...。
