肉体を駆使するゲームに参加していたグループが騙され謎の刺客に襲われる事に…犯人の目的も不明の中を肉体1つで立ち向かうグループの戦いを描いたアクション映画。
この監督さんは初代マッハでアクション監督を務めてその後はマッハ弐、マッハ参を監督しているのでタイトル詐欺でなく一応はマッハの流れを汲んでいる映画ですね。
ストーリーが強引で冒頭筋肉番付みたいなゲームに参加しているかと思ったら、騙されたとかで死のゲームに強引に参加させられる展開にちょっと面食らいます。
ストーリーは謎展開ですが、格闘アクションは身体と命を張った痛みの伝わるアクションで迫力があります。回し蹴りのスピード感、クライマックスの前転蹴りと乱戦の迫力は凄まじい。ムエタイ対カンフー、金網リングでの戦いトラック下での戦いなど対戦や戦いのバリエーションも豊富で面白い。往年のカンフー映画のようなベタでくさい演出も良い。
主要出演者はニュージェネレーションという通りタイ映画の次代のアクション映画界を背負う人達なのかな？技の切れ動きなど申し分なくそれに相応しいかなと思うが、他のレビュワーさんも仰る通りで初代マッハの主演のトニー・ジャーに比べると皆さん目力はあるけどビジュアル的に華がないですね。
戦い戦いまた戦いで流れるように格闘アクションの連続で面白いですが、アクション一辺倒なのでマンネリという声も聞こえてきそう。ストーリー展開でちょっと驚く物もありますが、見終わった後はアクションシーンしか心に残らないと思いますがアクション映画好きの私には十分に楽しませて貰った映画でした。
