このレビューはネタバレを含みます
上映時間が長いが長くて良かった
なんなら3時間半でも見れた
数奇な人生を送る一人の人間の一生を追うのに2時間半では短すぎるくらいだと思う
見てる間はあっという間に若くなって行った気がした
ヒロインが魅力的で、ベンジャミンの気持ちに共感出来た
デイジーが事故にあったところの演出と語りと言葉の表現は面白かった
父親を湖の日の出に連れて行くシーンは映像が美しすぎて呆気に取られた
認知症になったベンジャミンの話になってから涙腺が危うくなってきて最後デイジーが死んでベンジャミンが今まで出会ってきた人がみんな出てくるところで決壊して泣いてしまった
何だかんだベンジャミンは良い人達と出会えたと思う
デヴィッド・フィンチャーはサイコサスペンス系の映画ばっかりなので今回も身構えていたがそんなことは無く感動できる話だった
ただ音楽や映像の雰囲気は監督らしさが出ていて没入感があり心地良かった
総じて色々な場面でベンジャミンのその時の感情を自分もそのまま同じように抱けたのが大きいと思う