壮大な大河ドラマです コレ
何処からきて 何処へゆくのか
こんな形で問いかけるとは
フィッツジェラルドも この映画の制作陣も、偉大です
やってきて 去ってゆく が常のなか
それでも誰かと時間を重ね合わせようと
誰もが必死
数奇な人生の人も
普通の人生の人も
ピクニックのように暮らし ペンキをくっつけあっていた 蜜月の頃だけでなく
幼いデイジーと老人のベンジャミンが一緒に キツネの絵本を読み聞かされている頃も
老いたデイジーと赤ちゃんのベンジャミンが 手を繋いでキスをする頃も
同じように 美しく思えました
時間が同じ方向に流れていることがどんなに幸せなことかなんて、考えたこともなかったですね
感謝がまたひとつ増えました
観てよかったです
老人特殊メイク 素晴らしかったです
若返りの部分は 編集技術でしょうか、ここもよくできてました、ブラピかっこよかった
スノウのカメラ技術の先駆け？違うかな(笑)
ブラッド・ピッドが演じる、見た目と 実年齢(精神年齢？)が 違う男は とてもよかったです
デイジーと恋人として過ごす頃のベンジャミンは “ザ・ブラピ”ですけど(笑)
よかったのは
オペラ好きのおばあちゃんが亡くなった時 墓場でオペラ流してシンバル鳴らすユーモア
チェルシー号の船長が、まだ童貞と聞いて「おいおい そんな悲しい話聞いたことねぇ」って言うところ
チェルシー号での戦闘の夜の恐ろしさ
もしもタクシーがぶつからなかったらのシーン
ラスト、クイニーお母さん お父さん 船長 と 出逢った人にもう一度会えるところ
