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ベンジャミン・バトン 数奇な人生のheroshiのレビュー・感想・評価

3.8
"これがわたしの時計だ"
と聴衆に対し堂々と話をしたシーンは
序盤にして意味のある言葉と思い
非常に興味を持ってみる事ができた。

2時間と少しで人生(約80年)を語る
この映画は、
時間軸を逆転することで
ドキュメンタリーとも一味違う
人生観を提供してくれた。

たまたま、紐が切れることすら
既に決まっている。
出会いも別れも決まってると思うと
虚無感すら感じてしまいかねないが、
赤ん坊なにり息を引き取るシーンは
感慨深く、
暖かい気持ちも感じる不思議な気持ちになった。

自分はどちらが良いだろう。
成長⇄衰退のパラレル感は
もう一度人生を送れるならアリかもしれない。

たかだか30年そこそこの自分の人生に
後悔はないが、あの時…と思う事が
映画の終わりと共にフラッシュバックした

そんな映画でした。
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