格差社会に潜む人々の思いや育ち
なんと理不尽な社会なのかと。
一方通行な世の中では
成り立たないし、
常に見えてる世界は人によって違う。
地下鉄で3人を殺したことで、
自分が生きてる証拠と思い込んでしまった
あの日が潮目となって、
インパクトあるシーンが続く。
決して理解し難いが、
あの境界線は誰にでも見えない部分に
あるのではないかと思う。
ラストシーンは想像を超えた展開だが、
なにより、最後の最後でも血の足跡を
廊下に残すところにさらなる恐怖を想像させた。
音楽の使い方、天気、服、全てが
2周も3周もダークトーンを演出している。
そして、
笑いが最大限の不気味さを表している。
なんとも細部まで凝った映画と感じた。