下ネタ特化の香港黒魔術映画。

香港の男四人組がタイでの観光中に森で迷子になり呪術師の祠にたどり着いてしまう。そこではこれから呪術師対決が行われる直前だったため観戦するはめに。
対決するのはチンコ顔と罵倒したら顔をチンコに変えてしまう男呪術師とセックスしたら魔力が上がる呪術師夫婦。2対1ということもあってか呪術師夫婦は空中を飛びながらの後背位セックスで喘いでは攻撃を繰り出し優勢をとる。
すると仲間の一人が顔をチンコに変えられているため男呪術師が負けたら一生チンコ顔かもしれないと気付いた四人は男呪術師に加勢。なんとか勝利すると男呪術師は四人を友と仰ぎ食事を振る舞って妹を紹介。ちなみにチンコ顔の時にチビると頭から小便が出てくるのです。

妹は四人の内の唯一のイケメンに惚れ、兄に懇願して呪術で惚れ薬を作ってもらう。惚れ薬は宅配でホテルに届くが他のブサメン3人が卑しく郵便物を盗み見。惚れ効果はブサメン3人に効いてしまう。タイでバンバン女遊びするつもりだった3人は精力剤を飲んでいたこともあり、呪術師の妹と熱烈中華まぐわいでの4P。事を終え我に返った妹はブサメン3人の顔を見るとナイフを持ち暴れまわるが事故で自分に刺さってしまい絶命。これはヤバいと四人はそそくさと香港へと帰るのでした。

勿の論これにキレた呪術師は呪いで復讐。幻覚を見せて飛び降りさせたり、飢餓の呪いで自分を食べさせたり、シンプルに針を頭にメッタ刺しにしてピンヘッド先生のようにしたりする。残りは妹が惚れた男だけとなるが、いつの間にやらその美人婚約者とセックスすることが目的となってしまい、どうしても美人婚約者とヤりたい呪術師は半分人間半分幽霊になる半霊術という禁断の黒魔術にまで手を出してしまう。ここからの霊体と婚約者のバーチャルセックスがエロい。透明霊体のため商業映画でなかなか見ることのないオーラルな部分までちゃんと致すのです。インビジブルよりもがっつりエロい。

エロくて胡散臭い。香港映画マジで最高なんです。

また香港の変態ホラーを観てしまった。
藁人形で勃起を操ったり、呪術でチンポ顔にしたり、透明人間になって性交したりの大淫魔術。ゲテモノすぎる呪術対決。下劣すぎる描写の数々。超絶面白い。

チンポ顔にされたときにビビると頭からションベン噴射するとこで爆笑。
森で呪術師が能力バトルするジャンプ漫画的シークエンスでは、セックスしながら宙に飛んで攻撃繰り広げ、巨大胎盤に閉じ込めるという謎能力。楽しすぎる。自分で言っといて何だが絶対ジャンプ漫画ではやらない。

ピンヘッドにされたり、突然の飢餓で人間を食べたくなり自らを食い尽くすシーンのスピード感がハンパない。
そしてクライマックスのバーチャルセックスが素晴らしい。全裸で吊るされた女の乳首が透明人間に舐められる演出バカエロい。エロへの只ならぬこだわりを感じる。

香港三級片のようなドス黒いホラーではなくコメディに振り切ってるので好みが分かれそうだが、『魔　デビルズオーメン』を観たときと同等の衝撃があった。

『先天性獣欲魔』のキチガイ強姦魔と知的障害少女も出演していたのも嬉しい。
こんなニッチなジャンルで偶然にも連続で同キャスト叩き出すとか奇跡では。

　中国のキワキワホラー映画かと思ったら（まあ、そうなんだけど…）もう、B級・エロ・ホラーコメディ！登場人物のほぼ全員がお盛んな男女。
　女美容師仲間と夜の営みでタマタマの握り方講座に始まり（女子会の下ネタばかりってこういう感じ？）、男共の売春バンコク物語を挟み、呪術師に彼女と命を狙われるという奇想天外。馬鹿馬鹿しい内容なんだけど、SFXにCGにワイヤーアクションと駆使して、全く飽きさせないのが素晴らしい！で、特に凄かったのが中盤の淫魔術対決！
　「負けたらお前をセックスの奴隷にしてやる」という、良いのか悪いのか淫魔術を使う夫婦と戦うシーンがあるのですが、胎盤を吹き出したり「私たちはセックスをすると力が増すんだよ」と後背位しながら空を飛んだり、とまさしくぶっ飛んでる！
　それでいて、ホラーという事もありちゃんとグロテスクなシーンもあるんですよね。90年代の香港ホラーってアメリカとは違う（包丁とか生々しいじゃないですか？）ゲテモノなホラー演出なので、鎖骨が痒くなりました。
　魔術で頭が言葉通り亀頭になったりと、もうむちゃくちゃ。とりあえず、「フィースト」が好きな人にはオススメかな。

　監督はホラー映画が好きなのか、ヘルレイザーみたいなやつも出てきたり、主人公たちを狙う呪術師の名前は「ライミ」と、ちょっと「死霊のはらわた」っぽさもあったり。んで、これって「インビジブル」よりも前に作られた作品なわけで、クライマックスの濡れ場は感動しましたよ！こんな作品に、こういう特殊効果を使っていたなんて。SFXじゃなくてSEXだよ！色んなベッドシーンはあったけど、この時のヒロインのエレン・チャンに一番チンポコリンでしたね。
　こう言う作品に出ては、みんな羽ばたくんだろうなー。

　あと、冒頭の子供が呪術の対象に最も多い、と解説しておきながら以降全くそんなそぶり無いからな！誰が、トイレに連れて行くか！！

　とりあえず、日本ではまだ未DVD化の作品にはこういうものが眠っているので、まだまだ探しがいがあるなって思いました。