Charlie

ピノキオのCharlieのネタバレレビュー・内容・結末

ピノキオ(1940年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

何十年ぶりに観ましたが、安心する絵柄です。古い作品ですけど、2024年に見ても面白い映画でした。

きっと観たのは自分が幼い頃で、ほぼ記憶がなかったから、思っていた以上にピノキオが悪い子でびっくりしました。(何度も誘惑に負けるしタバコを蒸すし、こんなだっけ?)
妖精もピノキオに対して容赦がありすぎて「(都合良すぎるぐらい)優しいねぇ」と思って観ていましたが、最後にジミニーに金のバッジが与えられた時には暖かい気持ちになりました。

海の中の様子を観ながら、リトルマーメイドよりずっと昔に海の中をこんなふうに描いていたんだなと思いながら楽しく観ました。アフレコも水中らしく声を震わせた音にしていたりして、なるほどねぇと感心しました。

クジラに食われたゼペットが、大人の私の感覚だと「胃の中で溶けて死ぬ」ことが怖いと思うのに対して、「このままだと空腹で死ぬ」と言って困っていたので、「え?そこ?」と目から鱗でした。彼はクジラの胃の中で釣りをしていたりして、記憶していたより、ゼペットが楽観的でした(笑)

最近のディズニーはどこに向かっているんだろうと思うことがありますが、クラシックを観ると、やはり非常に安心感がありますし、過剰に「平等」「ポジティブ」を盛り込んでいないので、その部分には現実味があるので楽しめますね。こういうのでいい気がするんだよなぁ。
Charlie

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