nana

八甲田山のnanaのネタバレレビュー・内容・結末

八甲田山(1977年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

日露戦争直前、日本が極寒地であるロシアでの対戦に勝つにはまず寒さに強くならなくては。
という訳で軍人たちに過酷な訓練が行われることになった。
真冬の八甲田山での雪中行軍。
210名中199人死亡という結果に終わったこの実際にあった訓練の模様を映画化した作品。

そもそもこれから命がけで戦うための訓練で死んでしまっては元も子もない訳ですが。
ふたつの班を対照的に描いて上に立つ人、その部下の在り方がどうあるべきかも描いてあったところとか、ただの遭難パニック映画にしてなくて面白かった。

ただ最後の最後、あれだけ寒い場所にずっといて手足の先なんか凍傷になってたはずなのに、終えた次の日くらいには拳銃自殺できるほどに指が自由に動いてたりと現実的じゃないシーンもあった…
でも実話だし実際にそうだったと言われればそれまでか(笑)

「天は我々を見放した」のセリフだけ知ってたけど、ずっと健さんが言うと思ってた。


「冬の八甲田山を歩いてみたいとは思わぬか?」
思わねーよ!!
nana

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