マイケル・パウエルの黒歴史…
英国じゃ そんな位置付けらしいが
サイコ・キラーを描いた先駆け
女性と接する為の二面性と苦悩が
主人公からひしひしと伝わってくる
同時期の『サイコ』と対を成す
殺人犯の心理描写は斬新だったはず
Bell&Howellのフィルモカメラと
あの映写機が超かっちょいいなぁ
ただ “カメラを通すと人間が変わる”設定は
メディアやSNSの暴走を 暗示していて
ある意味 スゴい先見性のある作品なのかも…
自分だけの美学を求めた男の 虚しい結末が
なんとも意味深だった
超カルト作『Rififi à Tokyo(東京の喧嘩)』の
カールハインツ・ベームが まさかサイコを演じてるとはね…