血を吸うカメラの作品情報・感想・評価

「血を吸うカメラ」に投稿された感想・評価

McQ

McQの感想・評価

3.5
昨日から今朝にかけて怒涛のように観たのでレビュー追っつかない、、

これは冒頭から画面の色合いめっちゃタイプ。
赤、青、緑と原色が映える!

最初にカメラの犠牲となった女性はめっちゃ失礼だけど妖怪人間みたいなビジュアルでギョッとした。。

主人公はサンダーバードチックなヘアスタイルで登場。

誰かに似てるなぁと、、
そればかり気になったけど、結局最後まで誰なのか分からなかった。。

このレビューはネタバレを含みます

1960年英。原題"Peeping Tom"(『覗き魔』)。生態学者の父親に、「恐れに対する神経系の反応」を明らかにするための実験台にされ、全生活をカメラに記録されてきた青年マーク。カメラなしでは生活できないようになっていた。大トカゲを怖がる姿を撮る父と、それを収めたフィルムを観るヘレンを撮りたがるマーク。言葉による描写が苦手な青年の持つカメラは、撮影器具だけではなく、凶器、犠牲者の死ぬ間際の表情を映す鏡といった過剰な意味を持たされる。マークがこの映画自体を自分の人生の記録映画だと思っている点が恐ろしい。
No.365[邦題だけは気に入った、パウエル=プレスバーガー映画祭①] 42点↘

少し前に見てたのだが、どうも気に入らず放置していた。評価も固まってきたので書いてみようと思う。初パウエルに彼の爆死作を選んだ理由は非線形天邪鬼であるからに他ならない。役者の感じといい変な空気といい、私の大嫌いな「フレンジー」を思い出させる。それもあって本作品もあんまり好きになれない。

主人公マークの父親が自分の息子に"モンスター・スタディ"並の精神実験をしていたという超どうでも良い&陳腐な理由付けによって、崇高な殺人鬼として崇めようとも人間の行き着く果てとしてがっつりセンチに流そうともせず、軽い同情を得ようとしている姿勢に腹が立つ。つまり、この理由付けは血を吸ってるカメラを撮りたかったパウエルの後付けに過ぎず、"理解出来ない"に対して"こういう奴もいる"と返す不毛なやり取りのように本作品及びマークを理解することは無駄だと思う。そして、理由が判明するセリフが超説明臭くてゲンナリする。

ヒッチコック「フレンジー」と似た感じを見出したのは物語として主人公が地元で女殺しまくるのは最高に馬鹿げているという点もある。「フレンジー」では主人公の誤認逮捕後も犯人は人を殺していて、脱走した主人公が現場に居合わせて現行犯逮捕するという大団円だったが(犯人は主人公を嵌めといてまた殺してるって馬鹿だよね~)、本作品ではマークがバレて欲しい感情とバレて欲しくない感情の間にいる感じが上手い塩梅で表現できていたと思う。

パウエルはプレスバーガーと共に戦後イギリスのカラー映画界を牽引した敏腕監督だったが、一人で作った本作品によってその後のキャリアは破壊しつくされた。まあ仕方がないとしか言いようがないが、プレスバーガーとの連名作品は面白そうなのでいつか彼らの映画祭でも企画して追悼してやろう。

取り敢えず、最初に殺されるのは金髪のネェチャンと太古の昔から決まっているってことだけ分かって良かったよ。

追記
ヘレンが映画上映中にベラベラ喋る描写も気に入らない。上映中はお静かに、でしょ。
haruy

haruyの感想・評価

3.8
面白いね ~
サスペンスなんだけど、主人公が狂気的というか狂ってて性癖がおかしいというか。。?
特殊な映画で良かった
yadakor

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2.0
サイコの陰にかくれてあまり知られていないことが興味深い
この2者の差はなにかというと、実に殺人が暗示でしか語られないことだと思う
酷い字幕のせいでストーリーがおかしい
加賀田慶子お前だよ
ほし

ほしの感想・評価

5.0
『めまい』が「Can't you see?」ならこちらは「Look at me!」と「I never see you」。人間に眼なんて器官があるばかりに。
Oshmar

Oshmarの感想・評価

4.0
ル・ステュディオで『血を吸うカメラ』。女性の恐怖に歪んだ表情にとりつかれた映画撮影助手の初恋と苦悩を描いたサイコスリラー。ファッションも映像も英国らしくスタイリッシュ。連続殺人鬼の父親が、“紙一重”のエスタブリッシュメントで、なんとなく吉野朔実の『period』を連想した(美形ではなくbaldだけど)。終始アイロニカルなユーモア。
ネット

ネットの感想・評価

3.8
爆発力は足りない気もするが、光と影はいつも通り絶品のマイケルパウエル!
殺人鬼目線の主観ショットはこの映画が始まりなのかも。呪いのフィルムというのもここから?
モダンなモイラ・シアラーが美しかっこいい!所作がいちいちかっこいい。彼女が出ているから、という理由だけでのびのびと踊らせているのだろうか。本編と関係ない多幸感がある。

スター感をあまり感じない二人。主人公の冴えない感じ。主人公と言われてもしっくりこない。そしてヒロインの絶妙な顔!美人とも言えないけど、妙な魅力。ぽや〜んとしていながら芯がある。
kumi

kumiの感想・評価

4.0
幼い頃に父の実験材料とされ続け、
とうとう攻撃的で異常な欲望にしか
興味を持てなくなった主人公マーク。

好意をもった女性により心境の変化は
あるものの、欲望には逆らえず、、
といった内容。

感想は映像の色、美術、セット、もちろん
内容すべてを合わせて、とても好みの作品で
前のめりになって観るほど面白かった。
安易さをカバーするためのアイディアが豊富。撮ること(または、その欲望)の危険性みたいなテーマもある。