愛と追憶の日々のはるのネタバレレビュー・内容・結末

私には共感出来る部分が少なくて、まるでご近所さんのドタバタを興味本位でのぞき見している感覚でした。

シャーリー・マクレーンのお母さん役が強烈なキャラでした。クセが強すぎて引いてしまう事もしばしば。だけど痛み止めの注射を要求する姿はグッと来ました。
私も多分同じ気持ちになると思う。だけど、取り乱すのはNGだと、どこかでブレーキをかけてしまうんだろうな。
外面を気にする自分の性格を強く意識した瞬間でした。

夫、フラップ側の親族は全く見かけなかった。フラップは母と娘の関係に入り込めなくて孤独をつのらせていたのかもしれないね。

ホントは母親のことが大好きなのに嫌いなふりをしてしまう長男トミーにはお婆ちゃんの気質が垣間見えました。
葬儀で「こんな時にいいのかな？」って気にするあたり、根は良い子なんだね。

最後のおいしい部分はジャック・ニコルソンが持っていったのが面白かったです。

共感できる部分が少なかったと言いつつも、無性に実家に帰りたくなるあたり、やっぱり大きく心を動かされているのかも。
母の愛は偉大だわ。