べ

サボタージュのべのネタバレレビュー・内容・結末

サボタージュ(1936年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

1時間15分とは思えない濃密サスペンス。
辞書にあるサボタージュのドアップから始まりその意味の説明が一番最初にされるのにちゃんと理解するのには少し時間がかかった。ようするにテロ。何故夫がサボタージュに?といった説明は一切なく、とにかく今起きていることを見せられていく感じでその無駄に説明しすぎないところがかえって緊迫感を増して良かった。
タイムリミットが迫り来るハラハラ演出がとにかく凄い。まだ少しどきどきしてる。終盤にあるヒロインと夫2人きりのシーンでの夫の目の演技が狂気的で追い詰められた人間というのが眼差しだけで伝わってきて見ているこっちが息ができないくらいだった。セリフも音楽もなくただ表情にズームがいくカメラアングルは自分がその場にいるような緊張感があってクゥー!幼い弟が犠牲になってしまうのはヒッチコックにしては(自分にとっては)珍しく胸糞展開だったけどとにかく面白かった。
どうでもいいけど夫役の人が森進一にしか見えない。
べ