大した盛り上がりもなく淡々と進む話。主人公の晴れない心のごとく、劇中ずーっと冬の曇り空。寒波のせいで大地は凍り、道路は渋滞。家族はバラバラ。地方のお天気キャスターで顔が少し知られてるばっかりに、地元の輩にジュースをぶっかけられる。そんな冴えない主人公を見ながら、人生についてちょっと考えてしまった。
何が面白いのかと聞かれても説明はできないけど、不思議な面白さのある映画。
マイケルケイン演じる父ちゃんの言葉が身に沁みた。
今となっては貴重映像に匹敵する、毛のあるニコラスケイジ。アダプテーションでも思ったけど、こういうモヤモヤした冴えない役もやっぱり似合う
