ぽん

マルサの女のぽんのネタバレレビュー・内容・結末

マルサの女(1987年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

午前十時の映画祭13 6作品目
当時だと珍しいシングルマザーである主人公が、男社会の中でもバリバリに仕事するのが良かった。
男社会の中で、女性だからなめられてしまうような場面がいくつかあったけど、そこに対する感情の機微を表情や態度で表現しつつ、それでも仕事に対しての信念を絶対に曲げないところが最高にカッコいい。
権藤との戦いの中にも、2人の間にある関係性みたいなのが垣間見えるのがよかったし、それがラストシーンに繋がっていてよかった。主人公が忘れていったハンカチに、自分の血で暗証番号を描くなんてどうやったら思いつくんだ…って思ったしめちゃくちゃグッときた…。
その後を描かないで、あの夕日でエンドロールが流れるところが良かった。

だけど女性の身体をバンバン出すところが時代を感じさせたし、一種のエンタメ的要素として女性の身体を使っている感じがしてそこは個人的に好きじゃなかった。
ぽん

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