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ドラゴンハンターのビゴのレビュー・感想・評価

ドラゴンハンター(2008年製作の映画)
1.3
ドラゴンハンターとは名ばかり。
会話寸劇映画。

この寸劇がくっそおもんない。
かといって、待望の戦いが始まると途端にカメラが揺れ出すので心底気持ち悪い。
体感運動会のパパ以下の撮影スキル。もはやアル中

ストーリーも絶望的におもんないのに、これほど戦いが始まってほしくない作品もレア。

戦い直後は余韻で揺れ続けるカメラワークに、カメラマンの体力を心配しなくてはならないのも困ったもの。

ジョニさんゴリ押しの主人公は遠目で見ると本当ステイサム。
ヒロインは遠目で見るとエマ・ワトソン。
近場は案外マクアダムズ。
なんたる豪華さ。
…そう思わないとやってられない。

そして今作一番の見所にして、一番期待に胸を膨らませた特訓シーン。
期待通り、まさに野球部。まさに夏合宿。
ドラゴン殺ろうとしてるとは思えない、高校生の夏合宿にも劣る軟弱さには目から鱗。
長旅までしていった価値はそこにあるのかい?あるんだろうな、きっと。
合宿ってそういうもんだもんね。

最後申し訳程度のドラゴン登場に胸弾ませてみたものの、ちょっと怪我したら逃げる弱腰さの羽生えたティラノ。

待ちに待った(体感3時間)トドメのシーンはなんと画面外での一撃!
揺らしに揺らしたカメラマンの体力は限界だったようだ…。

これにて体感3時間の寸劇も終焉…

〆の言葉も浮かばないよメロス…
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