あまのうずめ

ファイナル・カウントダウンのあまのうずめのレビュー・感想・評価

3.3
原子力空母ニミッツに製造元のタイドマン重工の職員ラスキーが視察のため乗り込む。必要があれば国防省に報告をすると言った。船室は太平洋戦史を推敲しているオーエンス中佐の隣室を用意される。レーダーにはロシア漁船があるのみだった。天気予報に反してニミッツは黒い雲に包まれる。


▶︎カーク・ダグラス主演、マーティン・シーン、キャサリン・ロス共演のタイムスリップ映画。44年前の映画と汲みすれば中々面白いものもなっている。

タイムスリップした先が1941年12月7日。空母ニミッツが真珠湾攻撃に加わるかイエランド艦長は決断を迫られるのだ。登場するF14トムキャット、ゼロ機、カタパルト射出に空中給油と惜しげもなく見せてくれていた。それだけでも見た甲斐がある。

細かな点に目をつぶれば構成は上手く出来ているし、冷静沈着なイエランド艦長の描き方も良く、カーク・ダグラスが好演してる。

作中「聖母たちのララバイ」が流れ、おっと思ったがこちらのサントラがオリジナルだそうで、盗作騒ぎがあったことを初めて知った。

VFXがなくCGも然程ではない時代にあって、模型使用でもここまで胸踊るアメリカ映画は初めてだった。