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スタスキー&ハッチのcatmanのレビュー・感想・評価

スタスキー&ハッチ(2004年製作の映画)
4.0
オリジナル版のTVシリーズが主人公二人のユーモラスな掛け合いで人気を呼んだのは確かだけど、一方でシリアスで骨太なストーリーが一番の魅力だった…はず。それを思い切りコメディに振ってリメイクした本作は如何にも現代的。個人的にはもっとハード路線で行って欲しかったな。
全体の70sな雰囲気はなかなか良く再現されていて、オールドファンが楽しめる要素は多い。赤い稲妻、フォード・グラントリノ ”ゼブラ6” や、ハッチのコルト・パイソン6inchを見るとやっぱりテンションがググっと上がる。ご本人登場シーンは言わずもがな。ベン・スティラーは顔立ちや背格好が何処となくポール・マイケル・グレイザーを思わせて好感度が高い。ただオーウェン・ウィルソンとのコンビネーションは安定感は抜群ながら、新鮮味と意外性には乏しい。ヴィンス・ヴォーンやウィル・フェレルらお馴染みの顔触れも同様。とは言えフェレルは流石で面会シーンでの変態プレイに大笑いさせられた。あと、Feel Like Makin’ Loveのライブパフォーマンスが最高。ジュリエット・ルイスがこういう扱いなのはちょっと寂しいな。MVPは存在感が半端無いスヌープドッグ。文句無し。you dig?

監督がトッド・フィリップス(ジョーカー)と知ってちょっとビックリ。と思ったけど彼はハングオーバー撮ってましたね😆
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