コブラ

スタスキー&ハッチのコブラのネタバレレビュー・内容・結末

スタスキー&ハッチ(2004年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

20分くらいで終わりそうなクエストを100分に増幅。というより希釈。
味の薄いカルピスも割と好きです。

オリジナルはマイケル・マンのキャリア初期作(脚本で参加)との事なのでDVDを取り寄せて比較してみた。
結果、悪ふざけ方向にパラ振りしている為、なるほどリメイクというよりパロディっぽい。
(ラストにオリジナルキャスト登場するけど対比でみるといよいよコスプレ感増す)

この座組みでリメイクすんならもうちょいゲスい方に振り切ってくれても良いかなぁ、と思ったけどソレやるんだったらスタハチでなくて良いのか。

存在するだけで笑える変態ウィル・フェレルが例によって変態だったとこ、娘への誕プレであった馬を銃殺するとこ、はさすがに笑えましたが作品通してコメディもアクションもどこか古き良きアメドラな緩さを感じられて、のんびり観賞できる。

個人的には全然アリだけど、出演者達の怒りのコメント集がブルーレイ特典付いてて、トッド・フィリップス総スカン状態。
マジなのかギャグなのかが作品の完成度的にわかんない。
スマッシュヒットしたはずなんだけどロッテントマトの一般スコアがめちゃくちゃ低いし、批評家筋の受けも良くはないっぽいから黒歴史扱いなのかな。オリジナルへのリスペクトが表面的なとこは確かにマイナスに感じちゃうけど。

一番の収穫は今作の予習としてオリジナルを観られた事。古いドラマなのでそりゃ連続視聴すればダレるけどスタさんハチさんの事めちゃくちゃ好きになってしまう吹替はホント最高!
マイケル・マン脚本回はやっぱりエッジー。
「マイアミ・バイス」への繋がりをしっかりと感じる事ができます。

ともあれ一週間スタハチ漬けだったのでもう一端のファンと言って良いくらいにはオリジナルもリメイクも好きになってる。
赤い稲妻のミニカーも買ったしね!
コブラ

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