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永遠の僕たちのペインのレビュー・感想・評価

永遠の僕たち(2011年製作の映画)
3.5
“ガス・ヴァン・サント監督版『ハロルドとモード』”とも言えるような、葬式巡りが趣味のエディレッド・メイン風草食男子イーノック(ヘンリー・ホッパー)と、『勝手にしやがれ』のジーン・セバーグを思わせるベリーショートが似合うアナベル(ミア・ワシコウスカ)が織り成すボーイミーツガールもの。

ビートルズの“Two Of Us”に乗せたオープニングでまず掴まれる。また、中盤 夜に特攻隊と舞妓の仮装をして繰り出すシーン等もチャーミング。

画作りや雰囲気も非常に良く良作だが、ただ鑑賞後感としては『ハロルドとモード』や『ぼくとアールと彼女のさよなら』なんかに比べるとだいぶ薄味で(そこが良いと言われればそうなのだが)、心鷲掴みにされるまでには至らなかった。
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