交通事故で両親を失い臨死体験をした少年イーノックと、余命3か月と告げられた少女アナベルの切なくも眩しいラヴストーリー
よくまぁここまで ・・・。ラヴストーリーとしてはほぼ最強のカップルです。配役もバッチグーです。ついでに特攻隊の幽霊まで出てきます。これで感動しなければ鬼畜です。しないけど。
そんで静かに進むわけです。愛と死に向き合うわけですから。特にアナベルは死と向き合いっ放しですもんネ。
でもイーノック(あるいは監督または脚本)の方はなかなかそうはいかない。爆発させたい誘惑に逆らえません(この映画が捧げられている主演男優の父も爆発系?)。
◦両親を侮辱した同級生を病院送りにしたことがあります。
◦そのわりには両親に対してもっとひどいことをします(墓石、高価ですよ。どうすんの? そのまま放っとくんか?)。
◦さらには両親に代わって面倒を見てくれている叔母やアナベルの主治医に対して暴言を吐きます。
◦おまけに特攻隊の幽霊に対して「自ら死を選んだ臆病な幽霊のくせに」とほざきます。
ホントは最大限の罵詈雑言を浴びせたいところをこらえますが、こいつ絶対許せません。
飲酒運転のドライバーに怒りを爆発させるならまだわかりますが、どこ向いとるんや? ということです。
あげくに映画では、意味不明に原爆まで炸裂します。何のこっちゃ? です。わけのわからんことに日本を引っ張り出さないでください。
てな感じで、かなり不愉快でした。