なんてきれいなラブストーリーなんだろう。
ガスヴァンサント作品の中ではマイナーだとは思うけど、この作品は多くの人に見てほしい。
親を交通事故で亡くし、別れの言葉も言えなかったイーノックは、全く関係のない人の葬儀をめぐっている。
そんななか、小児がんで亡くなった子どものメモリアルで美少女アナベルに出会う。
余命数ヶ月のアナベルとのかけがえのない日々、ハイティーンならではの心の揺らぎや大人になれない暴力的な言葉。ガスヴァンサントはこの世代特有の揺らめきや煌めきを描くのが半端じゃなくうまいと思う。
そして加瀬亮は英語がうまかった。抑えた演技も最高。