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“サスペンス”です。

サメ映画なのに“サスペンス”なんです。
その意味を賢明なるレビュワー様なら
お分かりですよね。

そう…サメが出ないということです。
じゃあ何をするのか。お遊戯会です。
観るに耐えない拷問のような作品です。


仲良しの男女が船をチャーターして
バカンスを楽しむもトラブルが発生。

船のエンジンキーが失くなり
携帯はバッテリー切れ。

狭い船上のはずが1人また1人と消える。
誰1人として信用できない極限の状態で
主人公が迎える結末とは？


まず皆様にお伝えしたいのは本作は
サメは見切れるけどサメ映画ではないこと

海に落ちたゴミを掃除してくれる
ルンバみたいな存在です。
驚異などはございません。


次に登場人物ですが最後まで結局名前すら
覚えられませんでした。ごめんなさい。
脳がリソースを割くのを拒否しました。

前半の40分近く無駄な会話が続きます。
途中、異様な数の導入曲はまるで
ボウリング場のモニターPVのような
映像作品としては無価値な時間です。

後半の推理？パートですが
前半でも申し上げましたが
本作において聞く必要のある会話が皆無で
中身のない言葉を大袈裟な動きでアピール

映画というか舞台…いや、通販番組や！！

サスペンス的要素を全く感じない
知性のかけらもない討論
筆舌に尽くしがたいというのはこの事かと
（もちろん悪い意味です）

言葉のキャッチボールどころか
言葉のナイフで突き刺しあう醜態。

終盤、本当に果物ナイフで牽制し合う
クソみたいな舞台が繰り広げられます。

オチの是非はともかくとして
オチにたどり着くことさえ至難の業です。

エンドロールでは
この作品のどこに人数が要るの？
という疑問を抱くスタッフ数。

しかし、真に驚くべきは
エンドロールラスト3分、歌が終わります

無音状態でのスタッフ紹介です。
スピーカーが壊れたと錯覚します。
というか前半、無駄に流した曲をなぜ今
使わないのかが1番のサスペンスです。

邦題は『デプス・ダウン』ですが
私としては『デブスだ！う〜ん（気絶）』
の方がしっくりくるレベルでした。
（主人公の見た目と中身がデブスでした）

• #サメまとめ

まだサメ映画があったぞ！

開始数秒でサメが出てくる！すごい！
でもこの期待は裏切られ、50分くらい経つまでふたたび出てこないし、人間を一人襲ってすぐ消える！すごい！！ ………あれ？

サメが登場する冒頭とジャケットは完全にミスリードで、船上に取り残されたカップル2組と船員による人間同士の殺し合い騙し合いを描くサスペンス作品でした。いやサスペンスというにもあまりにも意味不明で、キャラクター同士の会話が噛み合っておらず、いちおうラストでネタバラシがあるのですが、「え、で、だから何だったの？」というお粗末さ。

潔いまでにつまらなかったので、そうそう、クソサメ映画ってこういうやつよ、と、実家のこたつのような安心感がありました。

• #サメ映画100本ノック

ｻﾒｪ...ｻﾒｦﾖｺｾ...