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劇場版 戦国BASARA -The Last Party-のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

2005年の第1作からシリーズ累計220万本を売り上げた人気アクションゲームで、TVアニメーション化もされた「戦国BASARA」の劇場版作品ということで。まず触れたいのは、本作はゲーム原作の作品であり、毛利輝元を総大将とし宇喜多秀家・石田三成らを中心に結成された西軍と、徳川家康を中心に構成された東軍の両陣営が、美濃国関ヶ原を主戦場として戦いを繰り広げた野戦「関ヶ原の合戦」を下敷きにした物語が展開されるのだが、史実とは異なるオリジナルストーリーが映し出されるので、"歴史もの"としてではなく、"「戦国BASARA」の劇場版作品"という認識で視聴をすることが、当然ながら前提になるとは思いますし、内容としても、小田原の地で豊臣秀吉を討ち取った伊達政宗と、豊臣秀吉の仇討ちに燃える石田三成を主軸に、絆を胸に天下統一を目指す徳川家康などといった各国の武将たちの思惑が絡み合う物語がド派手なアクションとともに描かれてはいるのだが、気軽に観る分には十分に楽しめる作品であることには間違いはないですし、劇場版作品らしい"盛り上がり"を意識したものとなっていることは事実。ただ、主要キャラクターを多数登場させたいがための無理やりなシナリオは気になるところではありますし、"織田信長の復活"は少々ありきたりな印象も。本作は賛否両論ありそうな作品ですね。前文で触れた通り、気軽に観る分には良いのだが、余計な期待は抱かない方が。オススメは難しいかと。
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