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ベニーズ・ビデオのしのネタバレレビュー・内容・結末

ベニーズ・ビデオ(1992年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ハネケの過去作。

べニーのビデオ。
暗い。気持ち悪い。のに明るく振舞っている家族。

初っ端から何度も見せられる家畜用の豚を射殺する映像が…
あれは本物だよね…?

死後に痙攣していたりめちゃくちゃリアル。


街のビデオ屋さんのシステムにびっくり。
壁に付いたテレビ?で観ているの?

レンタルも手書きだし、時代だ…


出会った女の子を実家に連れ込み
お気に入りの豚射殺映像を観せる奇人


定点カメラを置いた機械じみた自室に
ブラウン管のテレビ、

少女を殺す瞬間が映されている。
叫びも悲鳴も全て。


テレビは今の外の風景が見られるようになっている。


そこに映し出されるのは
楽しくないニュースばかりで、うんざりする


両親にあれを見せる時の気持ちどうなん???

反抗期っぽい主人公だけど、ファニーゲームのあの人にしか見えなくてずっと怖い

とくに丸刈りにしてから…
前髪から勢いよく髪が無くなっていった


父に女の解剖を任せて、母と2人で旅行する(半分逃避行)所、

バスツアー?とか行っちゃったり
海で泳いでみたり、日焼けしちゃって

何してんの???
息子、豚用の銃で人殺してるんやぞ??


インタビューでハネケが

「どんなものかと思って」という好奇心

現実感の喪失

映像を撮ることは対象を所有する事

と言っていた。

あと、日本人の事ちょっとディスってた?笑

大量のカメラを持った日本人がバスから降りてきて写真を撮って帰って行った。みたいな事を言っていた気が…


途中何度か眠たくなった。

でも観られてよかった。
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