2は2006年なんだな。
前作1は1942年、第二次世界対戦中?とか思ってビックリしたけど、これはそれから64年も時を経てるってことか。それもびっくりだな、おい。
バンビの成長物語。
あの1にも出てきた森の守護者がバンビの親代わりに。
彼が親代わりになることで、もはや次世代の王に成るべくして成る感じではある。
が、お母さんにベッタリの甘えん坊のバンビが父親代わりも不慣れなこともあって、自らも行動を起こしたり、意思を持って決断したり。
そんな彼の森の守護者への階段を登る話が、とても優しい。
人間という脅威が、1と同様で、動物側の目線で、姿形が露骨に出てこない。
恐ろしい猟犬が恐ろしく追い立ててきたり、下手に出てくるよりよっぽど人が森の動物たちにとっての脅威かが伝わってくる。
そして、森の守護者が親代わりとしてバンビにやってくれたように、幼い頃に亡くした母がしてくれたように、自分もまた次の世代に優しく伝えていく森が紡ぎ出す優しい物語。