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シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.7
“帰ってきた”『シャイニーシュリンプス!』。
こいつら、止まるところを知らない。

というか、もはや彼ら“水球”どころの話では無い。前回もそんな感じではあったけども。

ゲイの水球チーム“シャイニーシュリンプス”、今度は日本、まさかの日本を目指す旅に。
“ゲイゲームズ”なる大会に。

しかし、いい加減な踊りとノリだけで生きてるような彼ら、見事に日本への乗り継ぎをミスる。
ミスった挙句、よりによって異国の地のゲイに差別的なエリアに迷い込む。

ゲイを罠にハメていじめてくる連中に目をつけられたり、彼らから逃げた途端に警察に逮捕されて薬物騒ぎで収監されたり、禁じられてるチーム内での恋愛がバレたり。

とにかく、日本に行くどころか、冒頭から次から次へと勢いで起きるトラブルに次ぐトラブル。

彼らに降りかかる同性愛への不当な差別や嫌悪と向き合いながら彼らは自分たちの尊厳と性的趣向を守り抜き、日本に辿り着けるのか、、、。

前作を観てるから、彼らが真に強いことを知ってるだけに、その強さが砕かれそうになるほど強い弾圧的な一面があるシーンが少し辛い。

でも、少し辛いんだけど、それに巻き込まれてる彼らを観てると笑ってしまう。
絶望的な状況でも、あれやこれやと巻き込まれても、困惑の中にも芯がある。

だから、色んなシーンが切なさではなくシュールな笑いを連れてくる。

終盤までほぼほぼ“スポーツ”ではなく“同性愛”の中で生きることに対する人間性を描いている映画。

驚くほどにポップなオープニングで幕を開けるが、中身はかなりしっとりしながらシュールな彼らの珍道中。

収監された“更生施設”での生活や脱出劇、、、もはや何の映画かわからなくなる展開が笑える。

人との違いを突き通すのも、認めるのも、それそれを許すのも、、、、やっぱり、彼らのキャラクターはブレない。
そんな愛すべきポジティブマインドなゲイ水球チーム、『シャイニーシュリンプス!』。

、、、って、早く日本に行って水球やれよ。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
皆さん、時間がある時にでも見に来てください。
(まだ始めたばかりでお粗末が過ぎるブログですが)
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