kito

ミッドナイト・ミート・トレインのkitoのレビュー・感想・評価

2.3
前半30分を三回、三日に分けて観た、、、ということで止めそうになる寸前だった。同類のスプラッター「テリファー」は先日一気に楽しく観たのだけど、本作とは波長が合ってなかったようだ。それでも後半を止めることなく見終えたのは、やはりAmazon primeの定額見放題終了予告が最強だから。

読んだことはなくイメージだけだがアメリカン・コミックスの映画化っぽい雰囲気を感じた(ベースの原作はクライヴ・バーカーの短編小説) 和製のマンガ(アニメ)でも西洋が舞台のものは多いのだが、それらはどこかウェットな感じがする。登場人物のメンタルへの共感具合の違いだろうか。

画面トーンの粒子が粗い仕上げは、カサカサでカラッとした感じがする。そこに血しぶき(splash)が吹き上がり、どろどろ、どばーと血潮が流れて潤う、というなかなかのスプラッターぶりだった。

治安が悪化の一途だった80年代後半、マンハッタンに少しの間滞在したことがある。現地駐在員から「地下鉄内は気をつけるように」と言われていたが、慣れとは恐ろしいもので、けっこう遅い時間にひとりで乗るようになっていた。こんな”ミート・トレイン”に乗り合わせないで良かった、、、
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