映画、開始冒頭から何やら雰囲気がおかしい。主人公だったムネスがサンティと呼ばれており頭も坊主頭では無くなっている。最初誰なのかわからなかったくらいだ。
もっと不思議なのがムネスは脇に追いやられ、二人のイギリス人が主人公となってしまっていた。シリーズを通して見ていた観客にとって意味不明すぎて呆気にとられる展開。
本作では、ついにドイツ・ワールドカップに出場となり物語としては、最高潮の展開となるはずが、こともあろうにムネスはとある理由で出場出来ない。
かわりに二人のイギリス人が出ることになるのだが、サッカー描写はニュース映像のようなぶつ切りのシーンばかりで全くサッカー映画の雰囲気すらない。そればかりか恋愛描写がメインのどうでもいいドラマに成り下がっていた。
最終的に、悲しい展開になったりするんだが、その頃にはすっかりドン引きして無表情のまま苦痛な鑑賞を終えた。
がんばってひどい映画を作ろうとしても、ここまでひどくするのは難しいと思う（笑）
