中東アフガニスタン。女性の抑圧を取材するフランス人女性ジャーナリストのエルサはタリバン組織に拉致されてしまう。
事態を重く見たフランス政府は、事態の早期解決をするべくコバックス隊長率いる特殊部隊スペシャル・フォースに人質救出を託すが…。
フランス製の戦争ドラマ映画。
派手なアクションの壮大なミリタリーアクションを期待してましたが、期待とはかなり違うお話でした。
雰囲気はアメリカ映画「ティアーズ・オブ・ザ・サン」に似てる感じです。
しかし「ティアーズ・オブ・ザ・サン」みたいな派手な展開やハラハラドキドキするような展開ではありません…。
部隊が到着して救出までが早くあっさりした展開だったので「あれ?もう救出しちゃうの?」って感じだったんですが、救出するまでのお話しではなく救出してからの逃げるお話しでしたね…。
ド派手な救出劇を期待して期待は裏切られましたがこれがリアルなんでしょうね。
フランス軍の精鋭部隊のお話ではあるものの、そんなに凄い活躍は観られないです…。どんどん味方減っていくし、内輪揉めが酷いし…。
悪役の極悪非道ぶりは良い味だしてましたがちょっと呆気ない。あの非道ぶりにあの最後は何とも釣りあわない感じです…。
追っ手を蹴散らせてからがまた長い…ここからミリタリー物というより山岳アクションになります。
山の風景は綺麗に撮影されてましたし、その対比で悲壮感もよく出てたと思います。
全体的に映像は綺麗でしたし銃撃戦も派手さはないですがリアルだったと思います。
久しぶりに有名なのはダイアン・クルーガーさんを見た気がする。
隊長を演じた俳優さんはは「ル・ブレ」でみたような記憶はあります。
特殊部隊の活躍を描いたアクション映画を期待すると大きく裏切られますが、救出を題材にした人間ドラマとしてみればそれほど悪くはないかも知れません。
ミリタリーファンには高く評価されている本作。
ストーリー性よりも銃火器などとその扱いがリアルで評価されているのかなと思います。個人的には物足りなさが残る作品でした。