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プロスペローの本のrebのレビュー・感想・評価

プロスペローの本(1991年製作の映画)
3.3
シェイクスピアの戯曲テンペストが原案。
絶海の孤島に幽閉されたミラノ大公プロスペローは、24冊の魔法書を手にして、壮大な復讐劇を繰り広げる。
グリーナウェイ好きとしても、本作はさすがに疲れたし、目がチカチカした。
ワダエミさんが担当した衣装は色々とスゴかった。当初はマント3着の契約だったが、最終的には全て手掛けたらしい。
それにしても何故に、上はなんか纏っても、下半身はお決まりのすっぽんぽんなのか?
まぁこれだけたくさん観ちゃうと、服着てる方がかえって違和感。慣れって怖い。
裸祭りなのに、エロさやいかがわしさを感じない作品だった。
グリーナウェイ監督は、イタリアの都市ルッカを舞台にした新作と、もう一つ新作が控えているらしい。
あの「ベニスに死す」の撮影時に実際に起きたある出来事を基に、ビョルンのエロティックな誘惑を描いたホラー調のものとか。むふふこれは期待できるなぁ。
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