プロスペローの本の作品情報・感想・評価

「プロスペローの本」に投稿された感想・評価

意識たすぎぃっ!!
やりたいことはわかるけど映画でやんなくてもいいじゃん
pika

pikaの感想・評価

5.0
こりゃすげぇ!マジすげぇ!半端ねぇ!
全秒圧巻に次ぐ圧巻!この台詞回し、シェイクスピアなのね!「テンペスト」、名前しか知らないけどこの独特な台詞回しがグリーナウェイの動的絵画演劇芸術映画に見事にマッチして超超最高!!!
途中休憩何度挟んだことか、頭が熱くなってトリップしまくって心身ともにめっちゃ疲れた!笑

字幕読むのも勿体無いほど画面の中で延々と様々なことが繰り広げられていて毎秒クライマックスのような見応え。
ゴダール「パッション」の動く絵画にも感動したけどその点だけ引っこ抜けば次元が違うレベル。マジモンの「動く絵画」であり「動的芸術」
シェイクスピアの虚構物語で何世紀も前の時代劇だから寓話的な印象になるのは否めないとは言え、現実と幻想世界が境い目なく融合し、魔術的なビジュアル世界を表現した芸術の洪水は感嘆の素晴らしさ!

シェイクスピアと言えば悲劇が有名でそれらの映画化作品しか見たことがなかったけど、こんなファンタジックな寓話もあるのねとそのストーリーの面白さにも湧いたし、兎にも角にもグリーナウェイのセンスが凄すぎる。
全裸の男女が前衛バレエみたいなの踊りながら画面の中を蠢いていてめっちゃカッコいいし、どんだけ金かけたのかセンスの結晶なのか魅惑的な魔法世界の作り込み様など魅力しかないし、画面内画面を使いながら場面が展開していく映画的な醍醐味が演劇的な構図とスパークして最の高!
どこまで続くのか完璧に作り込まれた横移動やフィックスで人物を動かす奥行きなど、アレクセイ・ゲルマンとセルゲイ・パラジャーノフのいいとこ取りみたいな合わせ技演出が至高!
驚愕の映像世界でした。痺れた〜、めっちゃ疲れた〜
haru

haruの感想・評価

4.5
服着てない人が8割。

実弟の策略で、国を追われたプロスペロー。12年後、彼は、復讐のため魔法で弟一行の船に嵐をぶちかます。

シェイクスピア「テンペスト」を、グリーナウェイが映像化。事前にあらすじを知っておくと、ちゃんとついていけます。
グリーナウェイはまだ数本しか見ていないのですが、かなり見やすい方だと思います。ほぼみんな裸、中には内臓まで見せてくれる方もいますが、グロなし、お話も「真夏の夜の夢」に似た爽やか系。衣装やセットはいつも通りちょー豪華で、音楽はマイケル・ナイマン。ファンの方からすると物足りないのかも知れませんが、個人的にかなり好きです。
菩薩

菩薩の感想・評価

5.0
グリーナウェイの「テンペスト」、魔法使いの復讐劇、そして赦しのお話。淡々と横移動を続けるカメラに映り込む多数のちんちん、そしておっぱい、無修正と言うかこれ修正入れたら画面に何も映らなくなる。これはもうパラジャーノフもホドロフスキーも超えた魔術としか形容のしようが無い。出るものは出てるけどエロもグロもほぼ無いのでグリーナウェイ初心者はこれからでもいいかもしれない、暫定とは言えグリーナウェイベスト、唖然、呆然の120分、肉体と過剰装飾の最高峰、やっぱりグリーナウェイにはナイマンの音楽が合う。
あまりにもアーティスティックで、話の本質がわかりにくいかなぁ。。。
シェイクスピアの演劇をモチーフに作られた鬼才ピーター・グリーナウェイ監督のカルト作品。。
どうもストーリーが分かり難い。。
と言うよりも、途中からどうでも良くなる。。
Wikipediaで『テンペスト』のあらすじを熟読してから観賞するのことをお薦めする。。
終始同じテンポで展開されるため映画としての観応えあまりない。。
しかし、実際の演劇では実現できないものを映画で表現している点は素晴らしく面白い。。
『コックと泥棒、その妻と愛人』に引き続き、横にスライドし続けるカメラワークは長尺な絵巻物をゆっくり眺めているようで面白い。。
あれ程横幅のあるセットを作ることは映画でしかあり得ない。。
いや、映画であっても異常だ。。
そして、 豪華絢爛全裸の乱舞。。
官能的と言うよりはアダムとイヴのような無垢な印象だが、あの数のエキストラを全裸で使うのもやっぱり異常だ。。
どんな映画かはこの写真を観れば大体分かる。。
この煌びやかな世界が120分間、ノンストップ且つスローテンポで展開する映画だ。。
眺める程度で面白い。。
benizo

benizoの感想・評価

2.0
抽象的・観念的に描かれた「テンペスト」。言語というメディアの絶対的存在。コロニアリズム。
杏

杏の感想・評価

5.0
映画館で観て、ビデオで何度も観たけどずっとDVDにならなくて何度か要望を出してたらいつの間にかDVDになっていた*\(^o^)/*
もちろん買ったわよ!

話はシェイクスピアのテンペスト。

グリーナウェイマジックで何度観ても美しい映像。
オペラも素晴らしい。

ジョン・ギールグットが素晴らしい。
mk

mkの感想・評価

3.5
すごく斬新
テンペストをしっかり予習しておかないと、この作品を観るだけではわかりにくいかも。プロスペローの最後に魔術を全て捨て去るところのシーン、セリフ、とてもいい
「プロスペローの本」観了。

原作はシェイクスピアの「テンペスト」。登場人物の殆どが乳房あるいは局部(男女とも)を露出しているという、まさにグリーナウェイ作品。しかも無修正ということでブルーレイ購入。

グリーナウェイのような抽象的で比喩的で記号化された映像表現を行うには、描くべきテーマが極めて具体的であるとか、先行するテキストが存在するとかする必要があると思う。逆に言えば、それを知っていれば、どんなに抽象化・記号化・比喩化されていようと、その作品は難解でも何でも無いということ。その点において、「テンペスト」を読んだことは無くても、あらすじさえ知っていれば、本作の読解は楽勝である。

魔法×理性、学問×政治、抽象×具体、オタク→リア充、支配×解放、憎しみ×赦し、ピュア×やましさ、裸×着衣。原作に備わっていたもの、新たに付け加えられたもの、様々な二項対立があるわけだが、「×」の左項だけ右項だけを並べてみると興味深い。

衒学的傾向といい、二項対立要素が結構重なっている点といい、「雨月物語」に似ている。面白い。
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