プロスペローの本の作品情報・感想・評価

「プロスペローの本」に投稿された感想・評価

yuien

yuienの感想・評価

4.5
グリーナウェイ作品を観る度に、映画配給会社に就職したいと思ってしまう。そしたら、全ての作品を4Kリマスターして、ミニシアターと特集を組むよう交渉するの。あとは、毎日映画館に通うという企み。
菩薩

菩薩の感想・評価

5.0
グリーナウェイの「テンペスト」、魔法使いの復讐劇、そして赦しのお話。淡々と横移動を続けるカメラに映り込む多数のちんちん、そしておっぱい、無修正と言うかこれ修正入れたら画面に何も映らなくなる。これはもうパラジャーノフもホドロフスキーも超えた魔術としか形容のしようが無い。出るものは出てるけどエロもグロもほぼ無いのでグリーナウェイ初心者はこれからでもいいかもしれない、暫定とは言えグリーナウェイベスト、唖然、呆然の120分、肉体と過剰装飾の最高峰、やっぱりグリーナウェイにはナイマンの音楽が合う。
Rika1023

Rika1023の感想・評価

2.8
確かテンペストだったような…
あまり覚えてない
あまりにもアーティスティックで、話の本質がわかりにくいかなぁ。。。
シェイクスピアの演劇をモチーフに作られた鬼才ピーター・グリーナウェイ監督のカルト作品。。
どうもストーリーが分かり難い。。
と言うよりも、途中からどうでも良くなる。。
Wikipediaで『テンペスト』のあらすじを熟読してから観賞するのことをお薦めする。。
終始同じテンポで展開されるため映画としての観応えあまりない。。
しかし、実際の演劇では実現できないものを映画で表現している点は素晴らしく面白い。。
『コックと泥棒、その妻と愛人』に引き続き、横にスライドし続けるカメラワークは長尺な絵巻物をゆっくり眺めているようで面白い。。
あれ程横幅のあるセットを作ることは映画でしかあり得ない。。
いや、映画であっても異常だ。。
そして、 豪華絢爛全裸の乱舞。。
官能的と言うよりはアダムとイヴのような無垢な印象だが、あの数のエキストラを全裸で使うのもやっぱり異常だ。。
どんな映画かはこの写真を観れば大体分かる。。
この煌びやかな世界が120分間、ノンストップ且つスローテンポで展開する映画だ。。
眺める程度で面白い。。
benizo

benizoの感想・評価

2.0
抽象的・観念的に描かれた「テンペスト」。言語というメディアの絶対的存在。コロニアリズム。
杏

杏の感想・評価

5.0
映画館で観て、ビデオで何度も観たけどずっとDVDにならなくて何度か要望を出してたらいつの間にかDVDになっていた*\(^o^)/*
もちろん買ったわよ!

話はシェイクスピアのテンペスト。

グリーナウェイマジックで何度観ても美しい映像。
オペラも素晴らしい。

ジョン・ギールグットが素晴らしい。
mk

mkの感想・評価

3.5
すごく斬新
テンペストをしっかり予習しておかないと、この作品を観るだけではわかりにくいかも。プロスペローの最後に魔術を全て捨て去るところのシーン、セリフ、とてもいい
「プロスペローの本」観了。

原作はシェイクスピアの「テンペスト」。登場人物の殆どが乳房あるいは局部(男女とも)を露出しているという、まさにグリーナウェイ作品。しかも無修正ということでブルーレイ購入。

グリーナウェイのような抽象的で比喩的で記号化された映像表現を行うには、描くべきテーマが極めて具体的であるとか、先行するテキストが存在するとかする必要があると思う。逆に言えば、それを知っていれば、どんなに抽象化・記号化・比喩化されていようと、その作品は難解でも何でも無いということ。その点において、「テンペスト」を読んだことは無くても、あらすじさえ知っていれば、本作の読解は楽勝である。

魔法×理性、学問×政治、抽象×具体、オタク→リア充、支配×解放、憎しみ×赦し、ピュア×やましさ、裸×着衣。原作に備わっていたもの、新たに付け加えられたもの、様々な二項対立があるわけだが、「×」の左項だけ右項だけを並べてみると興味深い。

衒学的傾向といい、二項対立要素が結構重なっている点といい、「雨月物語」に似ている。面白い。
鬼に金棒。虎に翼。グリーナウェイにハイビジョン。ネクストレベルの映像美。@BS