巴

ブラザーズ・ブルームの巴のレビュー・感想・評価

ブラザーズ・ブルーム(2008年製作の映画)
4.0
どこまでが兄の詐欺なんだ?ってことがわからなくて2回見た。2回見ても、うーん、こうだと思うけど、違うかもなあ……、とまだ迷ってる。わからなくてもいいのかもしれない。どちらにしても、兄の詐欺はすべて弟のためなのだし、弟の「愛してるよ」の言葉が成功報酬なんじゃないかと思うから。
偶然に連続で見たレイチェル・ワイズがとても可愛かった。物憂げな美男のエイドリアン・ブロディと並んで街を歩く姿が絵画のよう。常に薄皮一枚隔てている印象の、マーク・ラファロの底知れない笑顔が壮観。ほとんど喋らない菊地凛子のキャラも面白くて、魅力的なキャストだった。
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