ゆきゆき

宇宙人東京に現わるのゆきゆきのネタバレレビュー・内容・結末

宇宙人東京に現わる(1956年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

大映によるSF特撮映画。1956年公開なので、ゴジラ1作目から約1年後。宇宙人が地球に核兵器の危機を訴えかけるというのも、ゴジラの影響下か。

平和交渉に来た宇宙人という題材は面白いものの、あまり上手くはいっていない。平和的といっても他の惑星の生物の醜悪を平然と口にするあたり、思想の部分は進化していないご様子。ある意味彼らも地球人的であると思う。

後半は天体衝突もののとなってしまい、宇宙人の影は薄くなる。結局は彼らの手によって地球は救われるものの、これが宇宙人による核放棄の為の一芝居であったとかそういうことはなく、唐突に終幕を迎える。

時代を考えると仕方ないのかもしれないけど、同じテーマでリメイクして欲しいな、と感じる一作。
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