ゆうくん7

アンドリューNDR114のゆうくん7のレビュー・感想・評価

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)
5.0
アンドリュー、とてもいい映画です。ロボットに心があるのか?人間になるためのアップグレードをロボット自身が頑張る…。人間として認めてもらうため…。まさに人間の心がある。

ロビンのユーモアやこれまでのロボット映画とちょっと違う角度から切り込む本当にいい映画。

作中に人間は問題をおこす、間違ったことをするとアンドリューを諫めるシーンがありますが、アンドリューに心があると認めているからこそ諫めるわけです。ロボット三原則があっても、怒り、憎しみ、妬みなど負の感情で、人を殺したり傷つけたりもできるということになります。でもそれをしないのは人間には、常識、良識があり、それらを育むのも人間…。結局人間は一人では生きていけないのですよ…。

前々から思うのですが、完璧だからロボットなのに、人間みたいな不完全なロボットを作るって矛盾しているけどあっているとも思う、パラドックス?

オリヴァープラットと男同士の話をするシーン、好きです。下ネタではなく、人間としての営みを話してると思いきや、俺もだ…。と童貞を告白(笑) セックスがすべてではないにせよ、人としてやっぱり必要よね。

サムニール、最高!エンベスデイヴィツも最高!リトルミス、ポーシャの2役。冒頭のドリーのの子守唄を連弾するシーン、かなり好き!

蛇足 よかったら浦沢直樹のプルートゥも読んでみてください。鉄腕アトムのロボットの世界を新たな解釈で描かれています。よかったらぜひ!
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