「歳上の余裕のある大人の男が好き」ってよく聞く。煌びやかな世界を見せてくれて、これまでと違う体験をしたら、確かに学生服を着た自分は何だったのだろうと思えてしまうかもしれない。
それは生き急いでいるだけのことなのに。
原題は『An Education 』いいタイトルです。実はこの作品の中で教育の意味合いを分かっている人間はただの一人しかいない。両親は教育コンプレックスを抱えていて何のための教育なのかを掴めずにいる、学長もそう。ジェニーからの「何のための教育か？」という質問に答えられない。
何故教育が必要なのか、それに真面目に取り組むとどういう人生が待っているのか。
大人になったからなのかな。今はとても良く分かる。
子どもに見せてもひょっとするとピンとこないかもしれない。でも思春期の子たちに是非進んで見せたい映画です。
