【第82回アカデミー賞 作品賞他全3部門ノミネート】
『幸せになるためのイタリア語講座』ロネ・シェルフィグ監督作品。キャリー・マリガンは英国アカデミー賞主演女優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされた。
キャリー・マリガンの出世作でもある本作、やっと観られた!マリガンのフレッシュな演技が心地いい良作。シェルフィグ監督の暖かな描写もすごくいい。
何か突き抜けるものがある訳ではないが、一人の女性の自立を暖かな視線で描いた演出と演技がいい。
個人的にはこれまたシアーシャ・ローナンの出世作『ブルックリン』を連想した。思春期の女性を描いた青春映画として似ている気がする。
大人の男性に憧れる優等生に立ちはだかる人生の壁を上手く捉えている。
キャリー・マリガンのフレッシュで安定した演技、デイヴィッドを演じたピーター・サースガードもよかった。