このレビューはネタバレを含みます
冒頭で、「これは実際の医療記録に基づく実話です」的なアナウンスがあるだけに、突飛な展開のない淡々としたヒューマンドラマだった。
多重人格モノといえば最近だと「スプリット」が良かったけど、あのエンタメ的な面白さと本作はまったく別物で、多重人格の発覚と治療に重きが置かれているから地味っちゃ地味。でも3人のイブをそれぞれじっくり見せてくれる分、イブ・ブラックが統合されてしまうシーンはかなり胸にくるものがありましたね、、いちばん手がかかる子だったけど、愛嬌もあって憎めなかったのよ…
それぞれのイブが登場するたびに違う音楽が流れるのが印象的。音楽で「お、ミセス・ホワイトきたぞ…」って先に分かるのが、良い意味でぞくぞくした。
何がきっかけでトラウマが生まれて、それがどこまで尾を引くのかとか、子育てってめちゃ難しいなと思いました。