さー

イブの三つの顔のさーのネタバレレビュー・内容・結末

イブの三つの顔(1957年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

冒頭で、「これは実際の医療記録に基づく実話です」的なアナウンスがあるだけに、突飛な展開のない淡々としたヒューマンドラマだった。

多重人格モノといえば最近だと「スプリット」が良かったけど、あのエンタメ的な面白さと本作はまったく別物で、多重人格の発覚と治療に重きが置かれているから地味っちゃ地味。でも3人のイブをそれぞれじっくり見せてくれる分、イブ・ブラックが統合されてしまうシーンはかなり胸にくるものがありましたね、、いちばん手がかかる子だったけど、愛嬌もあって憎めなかったのよ…

それぞれのイブが登場するたびに違う音楽が流れるのが印象的。音楽で「お、ミセス・ホワイトきたぞ…」って先に分かるのが、良い意味でぞくぞくした。

何がきっかけでトラウマが生まれて、それがどこまで尾を引くのかとか、子育てってめちゃ難しいなと思いました。
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