ユタ州ソルトレイクシティの冬。時系列をずらしてモノローグで第四の壁を破り別居中の人妻を崇拝して煩悶してるあまりに独りよがりなジョン・ハードに共感するのはめちゃくちゃ難しい。20代前半の恋を思い出して共感性羞恥。しょうもないのは仕事を定時で上がって盲人の商店に何が欲しいか聞かれる度、感傷的にローラが欲しいとか言って結局買うのはチョコバーばっかり。どこまでもアダルトチルドレン。三角屋根の家を売る夫の前で告白するのマジでヤバい。相手の事を一切顧みない。ジョプリン『Get It While You Can(愛は生きているうちに)』を車で爆音で流し、性に悩む息子を持つ上司にプレゼント。原作のアン・ビーティも監督のミックリン・シルヴァーも女性。モラハラ手前の男にうんざり。自分のアイコンでもあるベス・ハーストはガーリーでその魅力なくして映画は成立しない。ポール・シュレイダーの妻で彼はこの作品のハーストをベストにしてるらしい。久々の自主字幕。あと最晩年のグロリア・グレアムがハードの人騒がせな母親役で出演。