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サザン・コンフォート/ブラボー小隊 恐怖の脱出のmhのレビュー・感想・評価

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州軍の演習のはずが調子乗ったせいでとんでもない事態になるミリタリーサスペンス。
機関銃の空砲ってどんなんだよと思ってたら、行軍演習ということで納得。
コンセンサス取れてるからひとに向けてぶっ放すのもギリありか。
ふざけてそれを不気味な原住民(ケイジャン:アメリカ開拓時代の初期に入植したフランス系の人々)に向けたり、カヌーを無断拝借したり、家を爆破したりしてたら、だれだって怒る。
埋葬した死体を掘り返して吊っとくとかやばすぎ。
ググると、ジャンバラヤとかクレオール料理とか、アコーディオンを中心としたバンド活動など文化的に豊かなひとたち。そんなケイジャンを不気味に描いてるの普通にひどい。
湿地×森って「ダウンバイロー」っぽいと思ったら、どっちもルイジアナ州だった。
表面的には単なるサスペンスだけど、アメリカが世界各地でしてきたこれまでの悪事も彷彿とさせる作りでかなりクレバー。
学校の先生が演習に参加しているのとか細部も良かった。
面白かった。
mh

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