kazマックスグローバーレッド

エキスパーツのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

エキスパーツ(1988年製作の映画)
3.5
約30年前に初めて見たジョン・トラボルタ主演作を日本語字幕無しで再鑑賞。1980年代末、ソ連国内にあるアメリカを再現した町で若者たちにスパイ教育をしていたKGB。ところがこの町、実際のアメリカより30年分時代が遅れてる。これはイカンと、最新の若者カルチャーを取り入れるべく、アメリカはニューヨークから2人の若者をネブラスカ州の田舎町だと騙してソ連に連れてくる。
この町、何かおかしいぞ、
『トゥルーマン・ショー』や『13F』のように作られた町には当然、境界線がある訳で。80年代の米国ソ連カルチャーギャップコメディです。

KGBのお人好し職員は『アンタッチャブル』のチャールズ・マーティン・スミス。
当時『アンタッチャブル』が公開された翌年ぐらいに『エキスパーツ』を見たので、「アンタッチャブルのエレベーター内でビリー・ドラゴに超ビビリ顔見せてたアイツだ!」って思ってた。

N.Y.の若者トラヴィスを演じるのはジョン・トラボルタ。N.Y.のトラヴィスって政治家暗殺未遂するモヒカンのミリタリージャケット野郎だけじゃないんだよ、こっちのトラヴィスは冴えない田舎町の若者たちにダンスを広めます。…って、ケビン・ベーコンじゃないんだから。それこそ『フットルース』みたいに足元だけのダンスショットもあり。

80年代の若者が50年代の町に行くのは『BTTF』みたいで、ソ連(ロシア)が一つのある町を再現して人々を生活させるのは最近じゃ『DAU.ナターシャ』ってのもありました。


トラボルタは相棒とケンカしてもカーペンターズの「Close to You」に合わせて仲直り、からの「Back in the U.S.S.R.」でランニングマンを披露します。

この映画で出会って、後のトラボルタ夫人になった故ケリー・プレストンとのセクシーダンス対決が印象に残った。トラちゃんにとっては良き思い出の映画なんでしょうね。