おたしん

彼女と僕のいた場所のおたしんのレビュー・感想・評価

彼女と僕のいた場所(1995年製作の映画)
3.2
ノアバームバック監督ってこんな雰囲気のイメージ強いけど初期作品から変わらずなんだね。
注目してたわけじゃないんだけど鑑賞済みの作品がいっぱいあったから知らぬ間に好きなタイプの映画だったと気付いて本作も見てみました。
間が独特でジワっとくるんだよな。

ほんとに雰囲気映画で特に大きな事件が起きることもなくただ進んでいく。
これが嫌いじゃないんすよ。

大学4年生で就活をして卒業したらすぐに新入社員ってのが当たり前とすら思える日本の現代。
まあ確かに自分自身将来を心配してとか流れに乗ってってのがあったけどこういう模索期間とか時間に縛られない自由なのもアリですね。

未来も仕事も恋愛もグダグダした考え方で過ごしていく。
これこそ学生と社会人の間って感じ。
腐れ縁みたいな友情もよかった。

オナニーしたかを聞きがちなのとサルのくだりが多めなの印象的。
男子はいつまで経っても男子。
女好きすぎるのは全く共感できないけど気持ちは分かる。

後悔すると分かっててもこの時間が何となく愛おしくて大切で結局大人になって後悔はしてるものの許せちゃうんだろうな。

定期的にボーッとしながら見たい映画に認定です。

若かりしエリックストルツがかっこいい!
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