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マンイーターのtheocatsのレビュー・感想・評価

マンイーター(2007年製作の映画)
4.0
ネタバレ
B級なりに納得の結末。豪州自然観光つき

B級なのは承知。悪くてもオーストラリアの自然観光のつもりで緩く視聴開始。

序盤はとにかくゆるゆるエピソード小出し。地元のしょうもない不良登場もさしたる緊張感無し。
ところがクルーズ船帰り間際に救難信号を発見し、引き返さずさらに上流に遡ってしまったことで事態暗転。

救難信号を出したと思われる沈没ボートを発見直後、巨大ワニからの激しいボートアタック!!
急ぎ中州に上陸するも滿汐で数時間後には沈む為、対岸に渡らなければならない。
助けになるはずの地元不良たちもあっけない結末。

しかし、それらの巨大ワニ襲撃・人間喰らいつき場面もさほどドキドキ恐怖感があるわけではない。

しょぼいワニ釣り作戦も失敗し、クルーズ船船長の若い女の子もワニに喰らいつかれてしまう。

女の子が飼っていた犬を引き連れ陸に上陸した主人公イケメン客が誤って穴に転落、実はそこが巨大ワニの住み家だった!!(オオーッ、というのは大げさな反応・笑。それも残り時間的に想定内のうち。)
そこには半分食い殺された地元不良の他に、なんと傷ついているが生きている女の子船長が横たわっていた。
ワニが眠っているすきに彼女と共に逃げ出そうとするイケメンだが、目覚めたワニが大暴れし絶体絶命!!! 一体どのように事態は収束するのか???


で、そのフィニッシュは「そうだよな、それしかないよな」と個人的には十分納得できるものでした。

総じての感想は恐怖感ハラハラドキドキはなかったものの、フィニッシュは納得できたのでこの時点で三ツ星。
イケメンが右手半分をちょっぴり齧り取られたのも好ポイント。別にザマアミロではなくて、あの場面で無傷で済んだらそれこそどっちらけなので。女の子だって生きていても体中ズタズタだったしね。
おまけに小技の利いた新聞記事切り抜きでクローズとなるのもさらなるポイント追加。

そして風景描写の他に劇中音楽・効果音も結構よく、エンドロールの曲もかなり凝った選曲構成になっているなど丁寧・真摯な作りが好印象を増し加えることになった。

まぁ大甘だけど総評四つ星

032007
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