ダニエルクレイグ

ボーン・コレクターのダニエルクレイグのネタバレレビュー・内容・結末

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

事故によって全身麻痺となってしまった元刑事・ライムは、市民をタクシーに乗せて連れ去り、残虐に殺害している犯罪者からの挑戦を受ける。ライムが捜査のパートナーに選んだのは、若き女性刑事アメリア。彼女の行動力とライムの頭脳で、二人は古書「ボーン・コレクター」をなぞって犯罪を繰り返す真犯人を追い詰める...。

寝たきり状態ではあるが、リンカーンの知識量や経験からくる捜査は凄まじく、デンゼル・ワシントンの名演が光る。そして アンジェリーナ・ジョリーの初主演作品。アクションシーンは無いものの、その美しさは目を引く。アメリアはリンカーンの手と なり足となり、現場に出て捜査を行い、次第に二人は欠かすことのできないバディへとなっていく。

「パズルに挑戦だ」と言って現場に残された証拠を一つずつ分析。遺体の剥き出しの骨や拘束した女性に蒸気を向け る様、ネズミにたかられエサにされていた青年といった残酷なシーンには目を背けたくなるが、次から次へと証拠が手掛かりが出てくる、このテンポの良さとキャストの名演でかなり観ることができた。

犯人は意外な人物で、リンカーンの医療機器を調節する医療技師。リンカーンに恨みを持ち、「ボーン・コレクター」というホラー専門誌を模倣して殺人を犯していた。ラストは看護師セルマを刺し、寝たきり状態のリンカーンを襲う。リンカーンが必死の抵抗をしているところにアメリアが駆けつけて拳銃を放つ。2人の幸せそうなエンディングでサクッと見れるサイコサスペンスであった。