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ボーン・コレクターのjajaのレビュー・感想・評価

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)
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「二人で一人」的なクライム・サスペンスだった。それぞれに問題を抱えている。ワシントン演じるライムは脊髄損傷による植物状態への恐怖。アンジーのアメリアは拳銃自殺した父を発見したトラウマ。▼それらが犯人を捕まえる過程で中和していき、最後はお定まりのハッピーエンドに。「中空構造日本の深層」で河合隼雄は西洋の昔話は結婚で終わるものが多く、日本の昔話はそれが数少ないという。▼明確に確立した自我を持つ西洋人は、統合性のために失われたものと再結合するが、全体性に生きる日本人は結合することに意味をもたいないのだと。
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