ロンパーの悪役目当てで鑑賞。

ライター5人、ブライアン・カット金 監督による、
B級【パニック・アクション】。


合衆国政府がバイオ兵器（ウイルス）を貸金庫に隠した巨大都市銀行がテロリスト教団LRAにジャックされる。
事件解決に向けてFBIが乗り出した時、ロスをM7.5の直下型地震が襲い、街は廃墟と化した…。


ダイパチ映画の
水準は良く分からないが、本作の大筋脚本は、無駄なドラマが省かれて本題への導入も速やかな方だ。
LRAの聖ジョイ（ロン・パールマン）のテロリストになった経緯も退屈なドラマでは無くセリフで済ませている。

テロに銀行強盗に＋ディザスター
という 人災と天災のハイブリッド は珍しい。
↑
これが小出しでは無く、銀行内でほぼ一挙にくるからテンポが良いのだろう。

ただ、
突っ込みどころは別だ。

至近距離の
銃撃戦であんなに当たらないのは、ヘタすぎて苦笑する。
また、
冒頭のテロ集団の大勢いた マーシャルアーツの達人達 は本番に連れて来なかったのか⁈

終盤、
絶対死んだろう人が生きていたり、マックの絶対絶対からの逆転劇が飛ばされていて腑に落ちない。

ロンパーの
テロリストは、風貌から凄みが有り、人質を正座させて1人ずつ後頭部を撃ち抜くのはエグくて良い！！

主人公、
マック捜査官（ウルフ・ラーソン）に女性パートナー、ジュリー（恵梨香・エレニアック）しかも素人なのに賢くて勇ましいとかロマンスに発展とかお約束。
そのヒロインのジュリーが無傷、汚れもしないのはリアリティが無い⤵︎

CGは、
地震のせいにしてカメラを揺らしてチープさを誤魔化していた印象。
もしかしたらディザスターをハイブリッドした理由を勘繰った。
舞台は、銀行内のワンシチュだし、他に地震設定の効果、必要性は見当たらない。

クライマックス、
15分後に爆弾セット、銀行毎爆破してウイルスを、、というテロリストの 自爆タイムリミット は良いが、時間経過がリアルじゃない。


ラストは、
銀行の◯◯の設定を活かして潔くの締めは良き。


総評:
色々と作り込みが浅いが、
突っ込みも含めて箸休め的に楽しめる小品。


ビンタレベル★★★☆☆

• #Kマイコレ
• #恵梨香♡

殺人ウィルスが政府の研究所からカルト集団によって盗まれ、その取引が行われる銀行にFBI捜査官マックが潜入するが、ギャングが銀行強盗死に現れSWATと銃撃戦に。さらに巨大地震が発生し…というストーリー。
殺人ウィルスを盗んだカルト集団と銀行強盗に押し入ったギャングとSWATが銃撃戦を繰り広げる最中巨大地震が発生するという詰め込みまくったアクション映画です。ギャングとSWATがにらみ合ってる所に武装したカルト集団が乱入してきてそのまま銃撃戦になる下りは笑っちゃいました。その後の地震が終わった直後に生き残ったカルト集団とギャング・SWATがまた銃撃戦始める所も。また、地震でほぼギャングとSWAT壊滅させて生き残りも銃撃戦で消してカルト集団との戦いメインにする潔い展開も良いですね。
地震のシーンは他映画からの流用でCGもショボいですが、瓦礫で人が押しつぶされたり飛んできた鉄片で首はねられたりといった描写も出てきます。
カルト集団との銃撃戦のシーンは中々力入ってたんじゃないでしょうか。エレベーターのケーブルにつかまって滑り降りながら銃撃ったり、ジョン・ウーの映画の様に横っ飛びで二丁拳銃撃ったりするシーンも楽しいですね。カルト集団が銃撃ちまくっても全然主人公とヒロインに当たらないのはお約束と言えちょっと笑っちゃいます。主人公が撃つ銃もなかなか当たらないけど。後半で主人公の足に一発当たりますが、あそこまで当たらなかったんだから最後まで当たらないままでも良かったのでは。駐車場でのカーチェイスシーンは敵もグレネード撃ってきたりして中々楽しいです。階段での黒人との格闘戦もちょっと面白かった。全体的に銃撃戦に力入れてましたね。
カルト集団のリーダー役でロン・パールマンが出てますが、人質たちを冷酷に次々撃ち殺したり、期待通りのイカレっぷりを見せてくれました。最後のしぶとさも良かったな。
主人公はあんまり華のない感じだけど、ヒロインでエリカ・エレニアックが出演しています。
割と生き残りそうな感じの登場人物をドンドン殺しちゃうのは意外でしたね。スコッティは死んだと思ったら生きていたのにあの最期迎えるなら最初の時に本当に死んだ設定で良かったのでは。最後カッコよかったですけど。
「ダイ・ハード」系のアクション映画で暇潰しには最適の作品だと思います。ディザスターパニック期待するとだめですけど。

ウィルスの取引をする武装教団と、関係のない銀行強盗と、FBIによる三つ巴の銃撃戦のさなか巨大地震が横槍的に発生するディザスター作品。

なんで洋物って、自然災害(とかモンスター)にテロリストを必ず添えてくるんかね？

お決まりのロマンス、犯人の過去、ラストでの無理のある進行、生き残るのは2人まで(定員)という設定を守る展開、等も含めてアンティークとして子供らに伝えたい作品。