あまりにも淡々と進むのでぼーっと観てしまった。
ところどころで起きる決定的な出来事も淡々としている。
その映画としては控えめすぎる演出に、何か人生というものを俯瞰してる様な視点を感じる。
個人的に惹き込まれる要素が多くは無かったが、兄弟のキャラクターと駆け引きでいくらでも観ていられた。
エンディングはやたら日本のCMでも使われる『オー・シャンゼリゼ』聴き慣れていた曲のはずなのに、映像と相俟って異常に感動した。
なんかウェス・アンダーソンはこういう言語化できない領域で本能に響かせてくる瞬間がある。